2011年11月10日

ライトの照らす範囲

幸福研究が多くの人に嫌われる理由を挙げてみよう。

・データが主観的
・顕示選好にのっとらない
・政府の言い訳に使われるかも;経済成長しても幸せにはならないから、成長を支える制度を準備しなくても別に良いよね?みたいな。(※)

それはそのとおり。ただ、とりあえず大量のデータがあればまあ人間行動近似できるんじゃない?という立場を取ってみれば、人間の心が強いことを示してくれることがあるから結構好きなのだ。
挫折から立ち直ったり、色々なことへの感謝で前向きさを取り戻したり、赦すことでより自由になれたりと、幸福研究を通じて人間心理がかなり頑健にできていることがわかる。鬱の予防にも治療にも、ある程度の処方箋として利用することができて便利だ。

心理学は人間の心の特性を明らかにするけど、「なぜ」そうなっているのかは教えてくれない。神経科学はそれらの心の働きが体のどの部位からくるかは明らかにするけど、やはり「なぜ」かはわからない。進化論的な解釈が与えられることは多いけど、何か説明として遠いように感じる。個々人の行動が社会の中で均衡として維持されていくのを考えるには、経済学が一番向いてるんじゃないかなー。きっと使用範囲が異なるってことなのでしょう。

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(※)幸福と金儲けは必ずしもトレードオフにならないけどね。自分の事業が好きでたまらないアントレプレナーとか研究者とか。
posted by Char-Freadman at 04:27| 北京 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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