2012年03月08日

家賃

アメリカで家賃をいまいましく思っている人には朗報。そのとおりだ。

"The Rent Is Too Damn High", by Matthew Yglesias

http://www.amazon.com/Rent-Too-Damn-High-ebook/dp/B0078XGJXO/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1330356230&sr=8-1

アメリカでは、NYや西海岸の家賃はやたらと高い。なぜかといったら、人口密度を高めないようにする規制があるからだ。
この問題は、家賃規制で効果的に解決できると思うかもしれない。確かに既存の居住者は払う家賃が減るから得をするけど、住居の新規建設はなされなくなる。つまり、もしかしたら住めたかもしれない人が損をするのだ。
アメリカの都市で近年人口増加が著しいのは、生活費のかからない地域。職ーーチャンスーーのありそうなところをめがけて人が殺到するというアメリカの伝統は消えてしまったかのよう。これも規制のせいで、高い家賃によって実質賃金は打撃を受けている。
古典派経済学者は農業の特徴を捉えた。土地は限られているため、新しい居住者は連とを払わねばならない。でもけんせつはしない。工業革命はこの状況を一変し、土地を持つことにそれほど利益は生まれなくなった。しかし、更にサービス産業の発展によって今度は「人々の近くに住む」ことにメリットが生まれた。再び土地に価値が生まれたのだ。
投機されてるのは家ではなく、土地である。それは供給が限られているからだ。
密集についてはメリットがある。まず環境に優しい。通勤に使うガソリンが減るため。次に冷暖房効率も上がる。なぜなら、隣の部屋の室温は自室のそれに影響するから。
ジェントリフィケーションによって家賃が高額になり追い出されたという批判は外れ;もっと供給を増やせば家賃は低下するのだ。インフラ改善を人口増に伴ってのみ行うようにするとよいとしている。

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(感想)
・タイトルはこの演説からとったらしいw
http://www.youtube.com/watch?v=x4o-TeMHys0
『家賃高過ぎ党』とでもなるか。キャラが強烈w
http://en.wikipedia.org/wiki/Rent_Is_Too_Damn_High_Party
アメリカらしいネタですね。

・ちなみに私の住むAnn Arborではstudioでひと月$700くらいが相場。(もちろんファカルティはもっと高くて良い物件に住んでいるw)

・東京でも家賃と治安のトレードオフがあるね。実家のあたりはリアル北斗の拳とか言われていて、多分最も安い地域。

・密集のデメリットはあんまふれられてないなあ。
防災;消防車は早く着くようになるけど、延焼も早まる
防疫;救急車は早く着くようになるけど、感染も早まる
どの程度のバランスが適しているんだろう。現状の規制はやりすぎな気はするけど。
posted by Char-Freadman at 13:37| 北京 | Comment(0) | TrackBack(0) | ぶっくれびゅー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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