2012年04月18日

アメリカの所得分布

Saezがアメリカの所得分布を一般向けに解説している。

http://elsa.berkeley.edu/~saez/saez-UStopincomes-2010.pdf

(まとめ)
・2007~2009の危機で、平均収入は17.4%減った。得に高所得層のダメージが大きかった、それは株式市場の影響
・2010年の景気回復では、トップ1%層の成長は11.6%である一方その他99%のそれはたった0.2%。失業はまだ高い。不況による平等化は一時的なもので、課税その他の介入がないと不平等化が進むようだ。
・2002~2007ーーブッシュ政権ーーに渡り、トップ1%は経済成長の恩恵のうち2/3を受けていた。
・1917~2010の不平等度はU字型; 40年代には戦争の影響で下がり、70年代からは伸びてきている
・現代の高所得層は、資産にあぐらをかく人というより、実際に働いて高い賃金を貰うというのが実態

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(関連文献)
・元ネタはこちら; "Income Inequality in the United States, 1913-1998" with Thomas Piketty, Quarterly Journal of Economics, 118(1), 2003, 1-39

・不平等に関して調べた文献増えてきてるみたい。気付いたものを挙げてこう。





・ちなみに高所得層のデータはSaezが公開している。素晴らしい。
http://g-mond.parisschoolofeconomics.eu/topincomes/

(感想)
・同じように調べようとしても日本の内閣は短命すぎて調べられないだろうなーw
・不平等はそれだけ調べても面白くないけど、税収を上げるにはどうするかとか発展して考えていくのがこのSaezの主な業績の一つ。
posted by Char-Freadman at 12:54| 北京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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