2013年04月28日

うつるんです

ネットを漂流すると、色んな炎上が散見される。ではどんなコンテンツが広がりがちでどんなコンテンツなら広がらないのだろう?それを調べている本があった。



Contagious: Why Things Catch On, by Jonah Berger

もちろん売り出しに成功しているものだけをみてもしかたない。失敗しているものを含めて比較しないと意味が無いのだ。事例と統計によって筆者は以下の6つの要因(STEPPS)があると説いていく;

1. イケてること(Social Currency)
その内容を話していると格好良く見えるような内容を語りたがるもの。良い印象をもたれたいのが人間というものだ。希少であったり排他的であったりすると、自分がその製品の仲間であると思うようになる。秘密にしてねと言われた「からこそ」ついしゃべってしまった経験は誰にでもあるだろう。そんな気持ちを利用して口コミで広まる秘密のバーがある。

2. 思い出しやすいこと(Triggers)
どれくらいの頻度でその製品のことを思い出すかも重要。「金曜日」、という曲は実際金曜日にyoutubeでの再生が伸びるし、コーヒーに関連づけることでキットカットは売り上げを伸ばした。何か話さないとな、と思ったときに頭の中にある内容を話すものなのだ。

3. 感情を呼び覚ますこと(Emotion)
科学的内容は理解できたとき畏怖を抱くもので、広まりやすい。どんな感情でも広まりやすいかというとそうではなく、特に怒りや笑いなど興奮状態になるような感情が鍵だ。悲しみをよぶようなものはダメで、とにかく興奮状態であればいいーー運動後であったり。

4. 目立つこと(Public)
実際に見えるようになっていることが肝要。他の人が並んでいる店なら美味しいのだろうと推測したり、他の人が投票している候補なら優れているだろうと思ったりしがち。ヒゲをのばすという前立腺ガンの寄付を募るキャンペーンは、「見える」からこそ成功したのだ。

5. 役に立つこと(Practical Value)
他人を助けたくなるのが人情というもの。他の人に役立ちそうな情報ほどシェアされやすい。どんなものに価値を見いだすかはプロスペクト理論で調べられている;割引を喧伝したいなら、$100を超えるような商品であればその絶対的な値引き価格を、$100を超えないような商品ならその相対的な値引率を伝えると、より価値のある情報であると思われるだろう。

6. お話になっていること(Stories)
お話は簡潔で教訓やたくさんのメッセージを含んでいる。とはいえそのメッセージを、売り込みたい製品に関連づけなくてはならない。無関係な情報は、伝達されるにつれ失われていってしまうのだ。

簡潔だしユーモアのある文体で実に読みやすい。各種紹介されているyoutube動画を確認するためネットサーフィンしながら読むのが推奨されます。

--------------------------------------------
・著者は経営系のトップジャーナルに載せまくっている気鋭の学者のようだ。
・本書自体STEPPSを意識して書かれてるのかな。実体験を盛り込んだり(Stories)、どんな製品でもこの要因を付ければ広がるよと言ったり(Practical Value)、そう思える箇所が節々に。



・【ネタバレ注意】
紹介されているyoutube動画、どれもおもろい。
http://www.youtube.com/watch?v=lAl28d6tbko
http://www.youtube.com/watch?v=nnsSUqgkDwU
http://www.youtube.com/watch?v=iYhCn0jf46U
http://www.youtube.com/watch?v=RxPZh4AnWyk
http://www.youtube.com/watch?v=YnBF6bv4Oe4
posted by Char-Freadman at 16:51| 北京 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/357650513
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。